GREETING

学校長挨拶

揺るぎない大木をめざして

中川守

校長 中川 守

世の中がジェンダー、ボーダレスの意識が高まる中、1893年に日の本女学校として創立した我が校は、2021年度(129回生)から一部のコースで共学化したことを皮切りに、2023年度(131回生)には全てのコースで男女共学化が実現しました。そして2025年度(133回生)は完全共学化の達成年度です。草木で例えるなら、129回生で蒔いた種や苗木から130回生という小さな芽が出て、131回生の力で立派な茎となり幹となり、132回生の活躍でつぼみを膨らませ、今では地域の人が振り返るぐらいの花を咲かせています。そして来年の新入生の皆さん(現中学3年生)に、日ノ本という新しい木を揺るぎない大木にして欲しいと願っております。日ノ本で学ぼうとする志を持った皆さんのこれからの活躍で、美しく品のある大輪の花を咲かせてください。

さて、今年度神様は、263名の新入生をお導きくださいました。
私学の場合、出願のかたちは「専願」「併願」に分けての出願になりますが、専願者の多くは早い段階で入学の意志を固め、本校での学習プログラムや高校生活のプランを明確にして入学を果たしてくれます。
具体的には就学前のオープンキャンパスや学校説明会などの参加を通して、学校の概要や特色、学ぶ環境、雰囲気、在学生の活き活きとした高校生活を自分自身の目で確かめ、肌で感じ取った上での入学です。
また、「日ノ本なら自分がしたいことを後押ししてくれる」の期待感に支えられ、早い時期から輝く希望と未来に向かってスタートできるのも専願入学生の大きなアドバンテージであると考えます。

私は、常に本校の生徒に伝えている言葉があります。それは『“自分”を大切にする』ことです。皆さんはまだまだ自分の個性や能力に気づいていないことが多いです。ですから、「A(action:行動)、B(brave:勇気)、C(challenge:挑戦)の姿勢」を持ってください。「求めなさい。そうすれば与えられる。探しなさい。そうすれば見つかる(聖書:マタイによる福音書7-7~8)。」 日ノ本での3年間の生活で、きっと新しい光り輝く自分の姿、『未来予想図』を描くことができるでしょう。その時、光り輝く自分が社会で活躍できる人間へと成長するはずです。